新訳 枕草子

中村徳五郎 訳

新訳 枕草子について

 大正期の文語体で、少し硬い印象もありますが、わかりやすく、よい文章だ思います。

 北村季吟 考訂による春曙抄に、鈴木弘恭の改訂増補を加えたものを原文として、さらに段節の章綱の錯置を正しなどしているということで、これまで読んできた原文(三巻本系)とは、段の番号が大きく異なっています。北村季吟の春曙抄とも全然違います。この段のつけ方は、理解不能ですが、とりあえず、最後まで読んでみます。

 枕草子の原文は、写本によってかなり違いますので、またこの本の原文(能因本系)も、だんだんに読んでみようと思っています。

では、さっそく読んでいきましょう
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